スポーツ障害 一覧

野球肩

野球肩 治療 フォーム
Chris O'Leary氏より許可を得て転載

ボールを投げる動作やテニスのサーブ,バレーボールでスパイクを打つ動作のように,スポーツにおいて腕を肩より上に挙げて振り下ろす動作で肩に痛みを生じたものの総称です.

 

野球でいうと170㎞にせまる速度,テニスのサーブは200㎞を越える速度をボールに与えますが,その力は身体への負担となります.

 

肩周囲に起きている炎症の場所は様々ですが,ほとんどの原因は動作フォームが悪い事,もしくは運動量が身体の許容量を越えてしまっていることだと考えられます.

 

球数の制限はアメリカトップリーグでも採用されており,学童野球や日本中学公式野球協議会(参照PDF)でも取り入れられていますが,まだ充分浸透しているとは言えないようです.

 

一日の球数制限だけでなく,投球から何日間の制限数も推奨されています.

また,年間で投球を行わない期間を設けることも肩の痛みを予防する重要なポイントとされています.

ピリオダイゼーションという言い方をしますが,トレーニングの期間を分けて必要なトレーニングを変えて行う方法です.

 

 

フォームが原因である場合は,球数を制限しても痛みがでる可能性があります.

 

フォームが悪くなる原因は,筋力や可動域,ボディイメージなどがあります.

単純な投げ方というのもありますが,投球に至ってはボールの握り方一つで痛みが変わることもあります.

 

一度,負担のかからないフォーム,パフォーマンスの良いフォームを知って自分のフォームと見比べる必要もあります.

 

投球フォームの詳しい解説はこちら↓

科学的な視点でとらえた理想の投球フォーム


野球肘

投球フォーム 肘 痛み スポーツ障害 治療

投球が原因で起きる肘の痛みです.

 

原因により,肘の内側(尺側)・外側(橈側)に痛みが生じます.

内側は,引っ張られる力が原因で靭帯が緩んだり骨が変形したりして痛みが出ます.

外側,骨同士が衝突するようにして痛みが生じます.

ほとんどの原因は投球フォームにあると考えられます.

 

写真で左から1,2,3,4番の‘タイミング’でのチェックポイントを見ていきます.

 

 

2番目の写真,左足が地面に着く時に左腕は真っ直ぐ上を向いている状態が良いと思われます.

 

このタイミングで腕が下がっていると加速に向かう運動方向の切り替えがごくわずかな時間に行われるため,内側が引っ張られる力がそのときに集中します.

また,腕が挙がった時に,ボールがセンター方向を向いていると腕を挙げるタイミングが遅れがちになり同様のフォームを引き起こすため注意が必要です.

 

左足が地面に着くタイミングで言うと,体幹の捻りが始まっていないのも重要なポイントです.このとき身体の左へ捻る動作が始まっていると腕が遅れて出てくるため,肩の前や肘の内側に引っ張る力が強く働きます.

 

 

3番目の写真,腕がしっかり後ろに倒れています.この角度が不十分であると,肘が引っ張られる力が内側に生じます.

肩関節の外旋という方向ですが,肩甲骨の動きやすさと肩関節自体の柔軟性,固定性が重要です.

特にサイドからアンダースローの選手はこの時の柔軟性が必要です.

 

このタイミングで肘が伸びていると内側が引っ張られる力が,特に強く働くので肘の曲げる角度を保つ必要があります.

 

全体を通して,肘の曲げる角度が少ないと外側の骨同士がぶつかる力が大きくなり外側の痛みを引き起こしやすくなり注意が必要です.

 

今回紹介した,フォームは肩関節の障害と一致する部分も多くあります.

筋力も必要ですが,タイミングと柔軟性をより意識することが重要です.

 

野球肩や野球肘に対するリハビリについては→こちらから

 

 


ゴルフ・テニス肘

ゴルフ肘 痛み スポーツ障害 治療

ゴルフやテニスを繰り返すことのストレスで生じる肘の痛みです.

 

写真では右肘の内側の模式図となっています.

 

右打ちのスイングでは,右肘の内側と左肘の外側に痛みやすい個所となります.

テニスのフォアハンドでは内側を,バックハンドでは外側を痛めやすいです.

 

肘の内側には手首を内側に返す筋肉,手首を曲げる筋肉,指を握る筋肉が付いています.

ゴルフ・テニススイングでインパクトまでは,肘の内側が引っ張られる力が働く上に,クラブフェースを返す動きが手首を返す動きと同様になり,筋肉に負担がかかります.

インパクトの瞬間はボールを飛ばす分の力が身体に返って来ます.

 

肘の外側には反対に,手首を外側に返す筋肉,手首を伸ばす筋肉,指を伸ばす筋肉が着いています.

インパクト直前からのフェースを返す動きに強く働き,インパクト時の手首の固定時の負担が生じ,左肘の外側が痛くなりやすいです.

 

 

コッキングを使い,フェースの返しを大きくとる人でより痛みやすいという事になります.

また,ダフったりトップしたりすると,物理的な負荷が増大するため必然的に痛みやすいです.

テニスも同様にドライブをかけるようにすると負荷が大きくなります.

 

スイングを治したり技術の上達はある程度時間が必要なため,スポーツ前後のストレッチも重要です.

スポーツを楽しむためには身体のケアも忘れないようにしましょう.

 

また,近年では遠心性収縮を用いたトレーニングが,こういった症状に効果があり予防も期待出来るとされています.

さらに,少しグリップを変えることや握る角度,握り方を変えるだけで症状も変化することもあり,チェックや工夫も効果があります.

 

ゴルフスイングについては↓

野球のスイングとゴルフスイングの違い


前十字靭帯(ACL)損傷

ACL 損傷 スポーツ障害 リハビリ 予防

スポーツにおけるケガのなかで最も復帰にかかる時間が長く,再受傷のリスクもあり治療からリハビリが非常に重要になります.

 

他人と衝突して大きな物理的な力が働くことで損傷することもありますが,自身一人でも着地やカッティングなどの動作で損傷することがあります.

 

ここでは,第3者との接触を伴わない,‘非接触型損傷’を取り上げます.

 

 

物理的な負荷がかかりACLが破断します.

以前はすねの骨が内側に捻られると後十字靭帯(PCL)と絡み損傷されるということでしたが,現在は否定的です.

判断に至るメカニクスははっきり分かっていませんが,男性より女性に多く,床面とシューズの摩擦が多い環境で損傷しやすいと言われます.

 

受傷時の状況をインタビューやビデオで解析した結果,各動作において,爪先が外に向き膝が内側に入る「Knee in - Toe out」という状態が損傷のきっかけであると考えられています.

 

そのため,リハビリテーションでもこの動作の姿勢(アラインメント;Alignment)を是正することに重きを置きます.

 

不良なアラインメントになる要素は様々で,股関節周囲の筋力,神経筋制御,ボディイメージなどが考えられます.お尻の筋肉が機能的に働かず筋発揮が不十分であると,動作中の身体を支えきれず膝が内側に入ります.

 

それをコントロールするには身体をコントロールする機能が必要ですが,働くべきタイミングで筋肉が働かないなど身体のコントロールが不良でも同様になります.

 

私自身の研究結果では,Knee in が大きいほどボディイメージのズレがあることが分かりました(膝がまっすぐの‘つもり’でも内側に入る).

 

これらを是正するリハビリテーションが行われますが,膝の手術後は筋力,感覚機能の低下,さらに動作・荷重の制限などで積極的にトレーニングは難しいのが実情です.

 

最近このころに加圧トレーニングを用いるとリハビリに効果的であるということも言われています.

 

また,痛みや筋力,アラインメント以外にも,膝に対する不安感もあり積極的に動けない時期もあります.

 

必要最低限,筋力は必要です.

さらにその筋力が機能的に発揮できること,動作中のアラインメントを無意識で正常に保てることが,再受傷のリスクを避けるために非常に重要です.

 

これらの是正は,ACL損傷の予防にも効果があると指摘されているため,普段からのトレーニングに取り入れるべきと考えます.

FIFAでも積極的に取り入れられ,「イレブン+」という名称で公開されています.

 

サッカーで言うと人工芝でエッジ型ポイントのスパイクで損傷が多いと言われることもあり,芝の種類,スパイクの種類を見直すことも予防には考慮すべきポイントです.

 

 

 


シンスプリント

シンスプリント スポーツ

シンスプリントは,すねの骨の内側,くるぶしに近いところに痛みが出る状態です.

 

走ったり体重がかかった時に痛みがあり,その部分を押しても痛みがあります.

陸上選手など活発にスポーツ活動を行う人がよくなります.

 

スポーツを続けていても自然と治る人もいますが,痛みが悪化しスポーツを中止しなければ痛みが続く人もいます.

中には我慢しつづけて疲労骨折に至ることもあります.

 

なかなか痛みが治まらない人が多く治療も様々な方法が言われています.

これは,シンスプリントになる原因がはっきりしていないためだと思います.

 

シンスプリントの原因は,痛みのある部位が筋肉に引っ張られたり,筋肉が擦れるようになるためだと,よく言われます.

しかし,その部分に大きな筋肉の付着部はありませんし,その他の部分でも筋肉が擦れる部分はあるはずです.

 

 

足首に近いすねの内側に痛む原因は他にあると考えてよいでしょう.

 

膝から足首までの骨で,疲労骨折を起こす部分はおおよそのパターンがあり,シンスプリントの部分,膝に近い内側,あとは中央部です.

足首と膝に近い部分は,骨の太さが極端に変わる部分で骨が湾曲して見える場所,中央部は骨が細くなっている部分です.

 

骨というのは加わる力の方向によってその耐久性が違います.圧迫や曲げる力には耐久性がありますが,捻じれのストレスに非常に弱いという特性があります.

筒形状のものは太さが一定で真っ直ぐであれば,捻った時の力は均一にかかりますが,太さが違ったり湾曲しているとそのストレスが集中します.

骨の形状や骨の特性から考えると,疲労性のすねの痛みはこの捻じれが関与している可能性があります.

 

この捻じれの力はどこから発生するかというと,基本的に動作のフォームです.

 

バイオメカニクスから考える,動作時の足の爪先の向きと膝の向きが違うとすねにはねじれの力が生じます.

この爪先と膝の方向が違うのには,いくつかの理由があり,足の形状,足の関節の柔軟性,お尻の筋肉の弱化,ボディイメージなどです.

 

 

個人個人で原因が違うため,その原因をしっかり考える必要があります.

 

ただ筋肉だけにとらわれると,痛みが長引いたり悪化することもあるので注意が必要です.

 

 【シンスプリント】の詳しい解説についてはこちらもご覧ください⇒シンスプリントの原因と解決方法

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↓ コラム ↓


本当に体が柔らかくなるストレッチ!ポイントは神経??

ストレッチしても全然体が柔らかくならない!

そんな人はいませんか?

それは実はポイントがちゃんと押さえていないストレッチをしているからなのです.

 

兎にも角にもまずやってみましょう!

本当に効果があるかどうか見るために,まず床から指が何cmまで前屈出来るかを測って⇓の動画の一番目のストレッチだけやって再び前屈してみてください.

どれくらい指先が床に近づくでしょうか!?

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

背中が曲がってしまったり,腰が斜めに向いたりすることが多いのでそこさえ注意すればかんたんに出来るストレッチかと思います.

そして一番大事なのはストレッチの効果ですね.

5cmくらいは柔らかくなった人が多いと思います.

なかには10cmくらい変わる人もいるはずです.

 

普段のストレッチでは柔らかくならないのに,なぜ効果があるのかを解説しましょう.

柔軟性 ストレッチ 柔らかい体

前屈の体の柔らかさ,【柔軟性】とは何で決まるのか?

前屈する場合の体が『固い』理由は,

  • 神経の長さ
  • 筋肉の長さ
  • 関節自体の固さ

におおよそ分類されます.

上の図の色の部分と照らし合わせるとわかりやすいと思います.

 

体の固さと言うとついつい『筋肉が短くなっている』とか『関節が固い』などと言ってしまいがちですが,必ずしもそうではありません.

女性の場合,関節は柔らかいですが前屈が出来ないという人も多いです.

つまり【関節そのものの固さ】と【前屈の柔軟性】は必ずしも一致しません.

 

近年『体が固い』という人のほとんどは神経の影響を受けていることが多いようです.

なのでまず神経の長さを調節することが体を柔らかくする必要な条件であると言えます.

 

上の動画の一番目のストレッチがそれに当たります.

【神経フロシング】という概念になりますが,神経の滑走性や長さを調整することで神経をより動きやすくしてあげることが出来ます.

前屈の柔軟性だけでなく【肩こり】などにも応用出来ます.

 

 

神経の長さを調節した上で筋肉のストレッチを行うので,筋肉のストレッチにも必然と効果が現れやすいのです.

 

ストレッチを継続すれば間違いなく前屈の柔軟性は向上しますので1日1回を目安にやってみましょう!

腰痛のある方にもオススメですよ.

 

また肩こりや首の症状でお困りの方はこちら⇓のコラムも参考にしてください.

 

肩こりや猫背に悩んでいる人に!その理由と対処法

 

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正しいスクワットとは?正しいとは何なのか?

スクワットとは??


下肢を中心にトレーニングが可能な【スクワット】はアスリートやダイエッターなど幅広い分野で行われているエクササイズの一つです.

スクワットの定義は,立位から下肢を曲げて腰を下げまた立ち上がるエクササイズ(wikipedia;suquatより)です.

ポイントとしては,下肢および体幹後面の筋を主にトレーニングできることです.

 

 

スクワットの正しさとは?


よく正しいスクワットという言葉を聞きますが何を持って正しいとするかが重要です.

筋力トレーニングのエクササイズだと考えると,目的とする筋にアプローチ出来れば正しいと言えるはずです.

つまりどの筋に焦点を絞るかで正しいスクワットは変わる訳です.

これは覚えておきましょう.

 

一つ気を付けたいのは,正しいスクワットという言い方は決して正解ではありませんが,【正しくないスクワット】はあります.

怪我を助長する可能性もあるので間違ったスクワットはやめましょう.

 

 

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スポーツにおける『腰を落とせ』の危険性

漫画 『SLAM DUNK』 より
漫画 『SLAM DUNK』 より

スポーツ現場でよく『腰を落とせ』という言葉を耳にします.

この言葉の危険性について解説します.

 

まずここでは腰を落とす目的を,【重心を低くするため】として解説します.

もし他の理由が考えられるようでしたらコメントをお願い致します.

 

スポーツの場面で重心を低くするのは,クイックネスにとても有用で素早く動くためには必要な条件です.

しかし,【重心を低くする】ことを『腰を落とす』と表現するとクイックネスの向上を阻害したりケガを助長したりする恐れがあります.

 

『腰を落とす』と『重心を低くする』の違い

具体的に両者の違いを説明します.

違いというよりは,【重心を低くする】事に【腰を落とす】事も含まれます.

腰を落とすというと多くの場合,下の図のようになります.

一方でスポーツにおける基本姿勢の【アスレティックポジション】はおおよそ下の図です.

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理学療法士と鍼灸師から観た【トリガーポイント】と【ツボ(経穴) 】

今回は【トリガーポイント】と【経穴(ツボ)】について解説してみます.

最初に書きますが,ある手術の操作中の研究では,筋膜に対する刺激はほとんど痛みを感じないと結論つけられています.

より深く痛みや体の構造から考察し直したため,今まで考えられてきたトリガーポイントの概念を覆す形になりますが,トリガーポイントの考え方に疑問や違和感を持っている人には読んでもらえればふに落ちる部分があるはずです.

トリガーポイントとは?

トリガーポイントの定義は,“筋硬結と関連がある,筋における非常に過敏なスポット”とされています.

この概念は1942年にJanet G. Travell医師によって考案されたそうです.

あくまでも概念でありイメージング研究でもトリガーポイントの存在は証明されていません.80年近く前の概念が,医学的な発展を迎えた今でもほぼ変わらずに存在し続ける事の影響力は非常に大きいと言えます.

トリガーポイントの一例を図示します.

1及び2の✘印を刺激すると対応する1,2の赤い領域に反応が現れる事を示しています.

 

経穴(ツボ)とは?

経穴は以下のように説明されています.

経穴 (けいけつ) とは、中医学、漢方医学、経絡学の概念で、身体表面の特定の部位に指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図れるとするものである。一般には「ツボ」とも呼ばれる。筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)におけるトリガーポイント(例えば腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致する。偽の刺激よりも真の経穴への刺激の方が効果は高い。” Wikipediaより

 

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無回転シュートの蹴り方〜説明されない【足首】と【身体の傾き】〜

ブレ玉の蹴り方

・足首に力を入れる⇐かなり強く

・体幹の傾きを維持

他にも

  • 中心を(ボールの芯)を蹴る
  • まっすぐ押し出す

など他の蹴り方の説明でもありますが,自分で試した所それだけでは蹴れないという実体験も踏まえて考察した結果,ブレ玉を蹴るには,【足首】と【体幹の傾き】この二つの意識が重要なようです.

 

あと前提としてインステップに近い部分で振り向く無回転の蹴り方です.

インサイドに近い振り方の場合は少し変わります.

詳しく解説していきましょう.

ブレ玉解説

ブレる理由

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美容鍼に合わせて行いたい日常の注意点

美容鍼をご利用の方にはなるべくお伝えしてるのですが,伝えきれてない事もあるかも知れないのでここでまとめてみます.

 

日常生活の中での少しの習慣を見直す事で美容面や体調面に変化がありますので是非試してみてください.

美容鍼 健康

食事が重要!身体は食べ物から出来ている!

まず大事なのは,食べ物です!

身体は食べ物からできているので

  • どれくらいの量か?
  • 何を食べたか?
  • 何を飲んだか?

によって,体調や美容に大きく影響します.

 

体重の管理,ダイエットだと考えやすいですね.

『食べれば太るし食べなければ痩せる』

遺伝的体質によって個人差はありますが,基本的にはこの原則です.

 

【何を】というのももちろん大事です.

栄養素はおおよそ,炭水化物・タンパク質・脂質で大別されます.

それぞれの割合がどうなっているかでも身体への影響は変わります.

 

炭水化物ばかりだと血糖値が上昇しやすく,高血糖の環境に慣れてしまうと血糖のコントロールが難しくなり糖尿病を引き起こしかねません.

 

タンパク質が不足すると筋肉が分解されてしまうため,同じ体重でもしまりのない緩んだ身体になってしまいます.病的に不足すると浮腫みなども引き起こす可能性があります.

 

脂質はg当たりのカロリーが最も大きいので,脂質を多く含んだ食事を続けると太ると言われます.

ただし,重要な細胞膜を構成するのは脂質であるため,脂質がないと組織が健全に保てない可能性もありますので脂質も大事な栄養素です.

最近はω-3脂肪酸としてアマニ油やエゴマ油,魚油などが注目されていますね.同じ脂質でも内容によってまた違います.

 

 

エゴマ油
健康面で有用とされるえごま油(無農薬栽培)

美容という意味合いで考えれば,それぞれの栄養素をバランス良く が大事ですが,現状の平均的な食事から考えると,炭水化物を少なめにタンパク質を意識して摂りましょう.

エゴマ油もあると一番ですが,まだ良質のエゴマ油は手に入りにくい状態ですので,魚類を意識して摂るようにしましょう.

ビタミンや他のミネラルも大事ですので,サラダや海藻類も忘れないように.

 

もちろん個人の健康状態によって違いますので注意が必要ですが,食事の注意を続ければお肌のハリやうるおいが変わってきますよ!

美容鍼で皮膚表面の血流が良くなって潤ったお肌も続きやすいです.

 

 

 次は水分についてですね.

よく『2ℓを目安に水分を摂る』と言いますが,まさにその通りです.

 

夏場は暑かったり,脱水や熱中症のニュースも多いため水分摂取は進みますが,寒くなってくるとどうしても水分の摂取は減ります.

この時期は暖房などで乾燥もしますから,水分摂取が減っているのにあいまって肌のうるおいが失われがちです.

肌のうるおいがなくなると,皮膚のバリア機能も下がるためニキビなど吹き出物も出やすくなります.

また,脱水状態になると身体が水分を蓄えようとして浮腫みやすくもなるので,肌のうるおいのためだけでなく水分を摂る事が大事です.

 

さらに水分が少なくトイレに行く回数が減ると身体の老廃物がたまり思わぬ体調不良を引き起こします.

実際に経験した話だと『尿酸値が上がり痛風になりかけた』とか『胆石が発見された』などがあります.

 

水分摂取は習慣としないとなかなか難しいので,例えばですが,

  • 食事の際に必ずコップ1杯水を飲む
  • 午前中と午後にコップ1杯飲む
  • お風呂と寝る前に1杯飲む

など決まりごとにしておくと一定量の水分摂取が期待出来ます.とてもおすすめの習慣です.

便秘も解消される事が多いですよ.

 

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球速・飛距離アップ!野球,ゴルフなど決められた場所でパワーを生み出す方法

野球 ゴルフ バッティング ピッチング 投球

バッティング,ピッチング,ゴルフスイングの原則

ゴルフスイングは基本的に両脚が動かない状態で行います.

野球のバッティングもボックス内で,スイング中は一歩踏み出すだけの決められた範囲です.

ピッチングも同様にプレートに足を付けた状態から,一歩踏み出すフォームです.

 

この決められた範囲で出来るだけ大きいパワーを生み出す必要があります.

そのパワーを生み出す方法について解説します.

 

野球やゴルフで悩んでいる人は↓も是非

【投球全体の詳しい解説】⇒理想の投球フォームとは

【バッティングについての解説】⇒バッティングフォームの科学

【ゴルフスイングについて】⇒スコアアップのためのスイングバッティングとゴルフスイングの違い~スライスに悩む人へ~

投球・【投げる】から球速を生むパワーの源を考える

それでは本題に.

いかにパワーを生み出すかについて【投球】を例にします.

野球と比べた時,同じ動作でもある程度自由に動ける【クリケット】での投球を観ます.

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