· 

理想の投球フォームとスポーツ科学~球速アップと,肩・肘の障害予防~

理想の投球フォームは球速もアップし,野球肩・肘の予防にもなる!

【理想の投球フォームを創る】

このテーマを目指して投球フォームを科学します.スポーツ医学にも沿うよう心掛けて執筆しております.

 

充分の知識や指導が無くて成長出来ない人や故障で選手生命を閉ざした人は沢山いると思っています.

私もその一人です.私の場合は,自身の努力が足りなかった事もあります.

でもそんな後悔が起こらないように,スポーツ科学に対する知識が得られる事で選手としての成長が出来るようにしたい!

この想いでスポーツのコラムを作っています.

投球障害に対するリハビリテーションは↓

投球フォーム 最速 理想 ピッチング

球速と投球フォーム

 

 現在,日本で史上最速は2016年のクライマックスシリーズで大谷翔平選手の投げた165㎞/hです.

アメリカメジャーリーグでは,チャップマン選手が106m/h(約171㎞/h)を記録しているというものですが,非公式となっています.

 

物体が速く動くということは物理的に捉えれば’運動量’が大きい事であり、

ボールの重さは一定なため,速いボールを投げるにはの大きさとその時間が関係します.

 より大きな力を加え続けることが必要です.

 

 ピッチングではプレートに立った状態か限られたフォームの中で効率よくボールに力積を与える必要があります.

 

投球フォームにおいてボールに与えられる力は,

  • ワインドアップからの右脚の蹴りだし
  • 股関節の捻り
  • 全身にかかる重力
  • 身体の捻り,肩の捻り
  • 肘の伸び
  • 肘から先(前腕;ぜんわん)の返し
  • 手首の曲げ

があります.

 

 これら一つ一つをアクセラレーションのフェイズで,

効率よくボールに伝達出来れば球速は大きくなります.

 

では,それぞれの力を観ていきましょう.

 

下半身でのパワーの作り方は↓をご覧ください.

ピッチング,バッティング,ゴルフスイングでのパワーを生み出す方法

球速をアップさせる投球フォーム

球速アップする投球フォーム~右脚の蹴り・股関節の捻り~


 身体全体を投球方向に押し出す力です.

股関節がしっかり働く必要があり,プレートを使用する場合股関節を外に開いてから後ろに蹴る力が必要になります.

具体的には画像の動きです.

ピッチングフォーム 股関節
右股関節の外旋・外転・伸展の動き

この時,右足部はプレートで固定されているため,

相対的に骨盤や体幹が捻りながら前方へ押し出される運動になります.

 

右の膝を後ろ側に残す意識をすると骨盤の回転をイメージしやすいです.

ピッチング フォーム きれい 野球
股関節で骨盤を回転させながら前方へ押し出す

下のイラストのように,膝を内側に入れて身体を倒すようにしているフォームでは,

右股関節の力を充分に発揮できていません.

骨盤を捻る力が小さくなります.

野球 ピッチングフォーム 投球
右膝が内側に入り重心だけに頼った骨盤・体幹の移動

身体に対する重力を球速アップに利用した投球フォーム


 

右足を支点にしているところから重心が投球方向に移動すれば,身体が投球方向に倒れる力が発生します.

これは重力による作用を利用できます.

 

これも投球方向へ押し出す力となります.

 

以前の投球フォームはこの力を重視し,腰を低く投球することが指導されていました.

「より遠くに左脚を出し,右膝が地面にするくらい腰を落とせ」と.

 

野球 ピッチングフォーム 腰
左脚の膝が曲がり腰の位置が低い

近年,膝に土が付いているピッチャーは見かけなくなりました.

 重力の力を変換し,右脚での蹴りと左脚での‘つっぱり’が球速アップに必要なためです.

 

同様の話を【前田健太】投手がYouTube内で話しています.

前田健太 投手 ピッチング方法

前田健太投手も高校の時に修正した事.

小学生や中学生で知っていたらまた違うパフォーマンスが見られたかも知れません.

 

江川卓 佐々木 大船渡 投球フォーム

1970年代始めを代表する江川卓投手と

2010年代後半を代表する大船渡高校の佐々木君の投球フォームです.

 

江川投手に比べ佐々木君の方が膝と腰の位置が高いのが分かります.

『とにかく腰を落とせ』と言う時がありましたが,今は違います.

 

球速アップする投球フォーム~ステップ脚の使い方と身体の捻り~


骨盤の回転を含む身体全体の捻りです.

重心が前方移動している力を左回転への力へと変換し,さらに胸椎での左回転を行うことで力を上乗せします.

投球フォーム ピッチング 股関節 理想
①から②へと力の向きが変換され③の力の方向に伝達される

 

 左股関節で生み出された力と重力により重心が前方移動している状態で,左脚を突っ張って左股関節の位置を固定する(上図①)と骨盤は左へ回転(同②,③)しようとします.

これが右脚での蹴り出した力を身体の捻る力へと変換するわけです.

 

MLBで公式記録最速をマークしている,チャップマン選手やヒックス選手,

さらに甲子園を賑わせた星稜高校の奥川君 などはホップして左脚を着地するほど重心の前方移動の力を大きくしています.

 

左脚が支えきれないことや,腰を落とそうと大きく曲がってしまうと

身体が流れたようになり,力の変換にロスが生じてしまうので,左脚での身体のコントロールはとても重要です.

 

投球フォーム ピッチング 骨盤 理想
側方から観察 左脚を突っ張るイメージで骨盤を回転させる

このステップ脚で踏ん張る事の重要性がわかる動画を添付します.

矢印はどのように踏ん張っているかを表す【床反力】です.

 

軸足の反力が投球方向から徐々に3塁側へ移動しています.

これは軸足を外へ開くようにして身体を押し出しているという事です.

さらに,ステップした脚では反力が大きく記録されています.

踏み出した力をステップした脚でしっかり受け止め水平方向への回転スピードに変換している事が分かります.

 

ステップ脚を踏ん張る時の注意点としては,膝が左右にぶれない事です.

膝が爪先と同じ向きにホールド出来るかどうかです.

軸脚で生まれた骨盤の水平方向の回転を意識すると,ステップ脚もその力の影響を受けて右投げなら1塁側へ流れやすくなります.

ステップ脚の膝が外に向く分だけ回転の力をロスしている事になるので球速が上がらない事になります.

ピッチング フォーム 大谷
ステップ脚の膝が流れてしまうイメージ

上の写真は膝が外に開いてしまう状態をイメージしていますが,膝が流れず真っ直ぐホールドしておくようにするだけで球速は向上します.

 

さらにその力を胴体に伝え左に捻ることで,右肘が充分に前に出てリリースポイントもバッターに近い位置になります.

野球 ピッチング 投球 フォーム
野球 ピッチング 投球 フォーム

球速アップする投球フォームと上がる肩の捻り(内旋)の関係


身体の捻りが始まると右腕は相対的に,後ろ方向に動くことになり後ろへ倒れます.

ここから肩を元に戻すように捻る力と肘を伸ばす力が加わります.

 

ここで肩を捻る力が優先されれたりタイミングが早かったりすると,肩や肘に負担がかかりやすくなります.

 

上の写真はピッチャーのリリースですが,肘はほとんど伸びています.

ピッチングについて下の図のように肘が曲がった状態で,

腕を前に倒すようなイメージを持っている人もいると思います.

この動きは肘や肩に負担をかける投球フォームであり,

肩・肘を痛める原因でもあります.

野球 ピッチング 投球 フォーム
肩の捻りのみの動き

ボールスピードに及ぼす影響は,一般的に肩の捻りより肘を伸ばす力の方が大きいと言われ,

肩の捻りがスピードに大きく関係する投球フォームは,肩や肘など身体への過剰な負担を与えることになります.

球速に関係する投球フォーム中の肘の伸び(伸展)


身体の回転で発生した力をさらに増大させるように,肘を伸ばす力を加えます.

胴体の捻りが充分ではないと,肘の伸ばす力は投球方向へ働きません.

 

投げるという動作で腕の意識が強すぎると,身体を捻る力が充分発揮されません.

身体の捻り,肩の捻り,肘の伸ばしそれぞれを意識する必要があります.

 

下の図は世界最速を誇るチャップマン投手のリリースポイントを示しています.

投球側の方がしっかり前に出ており身体をしっかり捻っている事が分かります.

投球フォーム リリース
チャップマン選手のリリースは約30cmも前の足より前方 しっかり体幹が回転しており投球側の肩が前方にある

球速アップする肘から先(前腕;ぜんわん)の捻りと手首の曲げ


投球フォームの中ではかなりマイクロな部分で,この動きを知っているかどうかは,

投球スピードや肩・肘を守る上でとても大事な動きです.

 

肘から先の動きは分けて考えるのが難しく,前腕の返しと手首の曲げはほぼ一体です.

 

掌が内側を向いた状態から外側を向くように前腕を捻ります.

この動作がないと効率的に手首を使えなくなります.

投球 ピッチング フォーム リスト 手首
手首が内側から外側に向きながら曲がる

投球やラケットを用いる競技でよく言われる‘スナップ’です.

 

投球では動きが小さく動作を確認しにくいですが,バドミントンなどの競技を観察するとラケットのフェイスの向きで,この前腕の動きがよく分かります.

 

打った面がフォロースルーで一度身体の外側を向きます.

右利きなら右側です.

これは掌が内から外を向く動作で,これと同時に手首が曲がることで一番効果的に力を発揮することが出来ます.

 

 

野球 ピッチング 投球フォーム リスト
リリースからフォロースルーは掌が右側を向く

手首は腕を固定した状態でただ曲げるだけでは速く動きません.

前腕の捻りと手首の曲げを同時にさせると速い手首の運動が実現できます.

 

‘手首を使え’と言われ手首だけを意識すると動きがギクシャクし効率的に運動が実現されないため,

肘から手首までの動きもしっかり見直す必要があります. 

 

指のリリース後の動きも,しっかり腕が振れているか確認できます. 

ストレートの場合ですが,リリース後,親指が中に入り人差し指や中指に握りこまれるようになっていると

腕の振り方,手首の使い方が正しいと確認出来ます.

 

投球 ピッチング 指
親指が人差し指に握り込まれる
投球 ピッチング フォーム 指
親指が握りこまれていない

カーブのように親指が掌の外にある場合は,腕の振り方や手首の使い方が間違っており,野球肘のリスクが高くなります.

 

投球時の掌の向きと指の弾き方がとても分かりやすい動画がありますので観てみましょう.

リリースから掌が右を向き,親指が握りこまれる様子が分かります.

以上が一連の投球で必要な事項です.

 

特に意識されにくい部分は,

  • 右脚の蹴り出しから身体の捻り
  • 肘の伸び
  • 前腕の返し

だと思います.

 

投球動作は,

  •  ‘手投げはだめ’
  • ‘身体を使え’
  • ‘身体の開き’
  • ‘肘の下がり’
  • ‘スナップを使え’

 

など指導されますが,具体的でないため選手自身もどうしてよいかがわかりません.

 

筋力や身体の柔軟性も必要ですが,身体の部位によっての使い方を理解する事が球速アップの近道です!

 

障害予防のためにも,まずは‘投げ方’を身に付けてみましょう.

野球肩,野球肘の予防から考える正しい投球フォーム


ここからは,【肩と肘を壊さない】投球フォームです.

野球肩と肘の予防に主眼を置いたフォームを解説します.

 

まず重要なのは各フェイズでのタイミングです.

投球フォーム ピッチング 野球肩 予防

最初にチェックするポイントは左足が着地した瞬間,右手が真っ直ぐ上を向いていることが大事です.

投球フォーム フットストライク ピッチング
左脚が着地したタイミング

この時に前腕が垂直に立っていないと,腕の捻りが急速に行われ,肩や肘へのストレスが大きくなります.

投球 ピッチング フォーム
肩関節の外旋から内旋の動き

肩関節の外旋(図では腕が後ろに倒れる動き)から内旋(腕が前へ倒れる動き)への切り返しが短い時間で行われるため,内旋への大きな角加速度が発生します.

角速度が大きいという事は,大きな力が働いているという事で,肩や肘の直接的なストレスとなり,野球肩や野球肘の原因となります.

 

もう一つこのタイミングで重要なのは身体の向きです.

このタイミングで胸が3塁側を向いている事が大事です.

野球 投球 フォーム
チャップマン選手のフォーム

チャップマン選手の投球フォームです.

左投げのため反対ですが,胸がキャッチャーではなく1塁側に向いています.

 

このタイミングでキャッチャーの方を向いてしまうと‘身体が開いた’状態になり,肩や肘に牽引のストレスがかかりやすくなります.

次はそこに至るまでの肘の位置です.

コッキング終了までに肘が上がりすぎないことが大事です.

野球 投球フォーム ピッチング
右肘が肩より下

 

このフェイズで肘が上がりすぎると,胸郭出口症候群になるリスクがあります.

TOSと略されたりしますが,肩こりのような症状や腕の痺れ,筋力低下がその症状です.

腕全体の痺れやだるさがあったりする人は要注意です.

 

さらに肩峰下部にもストレスがかかりやすい肢位であり,肩の炎症を引き起こすこともあります.

 

投球側の肘の引き過ぎにも注意しましょう.

投球 野球 ピッチング フォーム
肘を後ろに引いているように見えるが,右肩と左肩の延長線に肘があり,身体の後ろ側には引いていない.

フォームを大きくしようとして,肘を肩から後ろに引いている選手を見かけますが,

肘を身体の面より後ろに引き過ぎると,肩前方の組織が少しずつ弛緩して Internal Impingement の原因となります.

インターナルインピンジメント 野球肩
インターナルインピンジメントの模式図

肘を後ろに引くのではなく,体幹を回旋することでフォームを大きくしましょう.

続いて,Accelerationのフェイズです.

 

気を付けるポイントは,上記パフォーマンスの内容と同様なのですが,追加する部分は  ‘肩甲骨の位置’  です.

 身体と腕の位置が見た目上同じでも,肩甲骨の位置によって肩関節にかかる負担は大きく変わります.

 

姿勢が悪い事や,背中の筋機能の低下,胸の筋肉が縮む事などで肩甲骨が前外側に傾くと,相対的に肩関節が水平外転位になります.

投球フォーム 野球
正しい位置の肩甲骨
野球肩 肩甲骨 フォーム
肩甲骨が前外側に傾いている

図の赤い線腕の骨の角度に注目してください.

肩甲骨が正常な位置だと,腕を身体の真横にあげても肩甲骨面と上腕骨の角度は30°程度です.

 

背中が猫背のように丸くなると,肩甲骨面と上腕骨の角度が大きくなります.

 

この状態では上記のImpingementを誘発し,Accelerationの強い力が,腱板や関節唇に発生し野球肩の原因ともなります.

 

このような状態の場合,

  • 上部胸椎の柔軟性向上
  • 上部背筋の筋機能促進
  • 小胸筋の柔軟性確保

などを行うと良いでしょう.

 

肘の高さも影響します.

「肘を下げるな」とよく言われますが,肘を下げると解剖学的に肩の外旋可動域が低下しやすいため,肘のストレスになりがちなのです.

しかし,コッキングでも述べたように ‘肘下がり’ が悪いと言って肘を挙げればよいという訳ではありません.

基本的には左右の肩の延長線が正しい位置です.

 

オーバー・サイド・アンダースローでも必要な可動域は違います.

各投球フォームで違うのは身体の【軸】です.

投球フォーム オーバースロー
オーバースロー
ピッチングフォーム サイドスロー
サイドスロー
野球 フォーム アンダースロー
アンダースロー

それぞれ骨盤の角度も影響しますが,肘の位置はほぼ左右の肩を結んだ延長線上にあります.

体幹の軸をどのように傾けるかが,投げ方に違いを与えています.

 

サイドスローになると重力の影響を最も受けやすい方向になるので,肩の外旋可動域を確保しないと肘の負担も大きくなると考えられます.

 

おおよそここまでが,肩や肘の痛みの予防や改善に考えなくてはならないフォームです.

アクセラレーション後期やリリースの部分は球速アップと同様のフォームを意識してください.

 

フォーム修正の注意として,タオルを使ったシャドウピッチングを良く見ますが,バイオメカニクスから捉えると全く違う動作になってしまう可能性がある事と,ステップ脚の使い方でもパフォーマンスが低下する可能性があるためタオルを使ったシャドウは投球フォームの練習にはならないどころか悪影響を与える可能性があるのでおススメ出来ません.

投球フォームの具体例


  • 大谷 翔平 選手
大谷翔平 ピッチング フォーム
twitter;FOX Sports West より

左足が着地する直前まで右膝が内側を向かず,

右股関節を外旋することで骨盤の左回転する力を生み出している.

左足着地まで,背番号はしっかり一塁側に向いており,身体の回旋するタイミングもよい.

 

しかし左足が着地したタイミングで,右前腕が上に挙がっていない.

骨盤・体幹の急速な回転から生み出される力により,

右腕の早急な外旋⇒内旋の角加速度が発生し,右肘と右肩に強いストレスが生じるフォームになっている.


・ジョーダン・ヒックス選手

2018レギュラーシーズンで最速をマークしている,

私が現状もっともパフォーマンス面で良いフォームと考えている選手の一人です.

 

最速をマークした球種は,【シンカー】

この時のヒックス選手のグリップは,2シームだったそうです.

 

股関節始動で骨盤の前方移動と回旋が生まれています.

何より注目すべきは,左足着地寸前から始まる爆発的な骨盤の回旋.

これが,105マイルという球速を生み出している原点です.

 

さらに左足着地時の写真です.

骨盤の向きと胸の向きにギャップが発生しており,

このギャップも骨盤の回旋により生み出された力が保持されています.

 

ジョーダン・ヒックス選手は2019年6月にトミー・ジョン手術を受けました.

至る原因について推察したいと思います.

 

ヒックス選手のフォームで注目する瞬間はステップ脚が地面に着いた瞬間です.

 

ヒックス 投球フォーム ピッチング

ボールを持った手が真っ直ぐ上を向いていません.

上述したように,このタイミングからリリースまでの短い時間で,肩の外旋→内旋を強制されるために,肘の内側や肩の前方部分に強いストレスが生じます.

 

これがヒックス選手が手術に至った理由の一つだと考えられます.

必要な関節可動域


ここからは投球に必要な関節可動域(ROM)を考えます.

一般的にも,投球側の肩関節‘内旋’可動域が小さくなると,肩や肘の痛みが生じやすいと言われます.

 

学童期から,投球やバレーボールなどオーバーヘッド動作を行う競技を継続していると,球側の肩関節可動域は,外旋側にシフトします.

(外旋可動域が大きくなり,内旋可動域が小さくなる)

 

つまり肩関節の内旋は小さくなるため,学童期からのケアが必要になります.

また,近年の報告では,肩関節の外旋可動域が小さくなると,肘の痛みが生じやすい事が分かっています.

肩関節の可動域の是正が野球肩や野球肘に重要であるのは間違いありません.

そして,治療者やトレーナーに重要なのは,それが‘なぜ’か?? です.

今の現場では, ‘なぜ’を考えず,「○○だから●●しなさい」に終始しています.

 

これが,思考力を養えず総合的な判断が出来なくなり,科学的に物事を見えなくしています.

 

考察すると,

肩関節‘外旋’制限があるという事は,投球時の骨盤・体幹回旋時,

上腕の並進運動で生じる外旋トルクで充分にレイバックが出来ず,肘関節外反トルクが発生.

肘関節の内側に牽引ストレスや外側での骨同士の衝突が起きます.

サイドスローは重力方向の一致により一番ストレスが増大するため,サイドスローの選手はより外旋可動域を保つケアが必要です.

 

‘内旋’制限については,肩後方から下部組織の伸張性低下を表し,骨頭の関節内運動が制限されます.

特に骨頭の上方移動が強制されると,結節の通り道が狭くなり障害につながります.

 

股関節の可動域も腰痛(分離症)の予防や球速アップに関係があります.

股関節伸展可動域が小さいと腰椎の伸展が強制され,椎間関節部のストレスから分離症を引き起こしがちです.

さらに内旋制限があると骨盤を充分横回転させられないため,力が上半身に伝わらず,球速を制限してしまいます.

執筆継続中・・・



【投球フォームを科学する】

このテーマに賛同下さる方,是非コメントお願いします.

また,ご質問などはLINEからでも結構です.

 


投球フォームのチェックをしたい方は動画をメールもしくはLINEで送信してください.

120fps以上推奨で,スローモーション撮影でお願い致します.

 

投球障害予防のポイントは無料でご相談に応えます.

パフォーマンスアップやトレーニングメニューの作成については規定の料金を頂いて後になります.

石川県金沢市 スポーツと身体のケアなら 

Sept. Conditioning Lab. 㐂楽 鍼灸整体院

コメントをお書きください

コメント: 32
  • #1

    タカ (土曜日, 30 3月 2019 07:45)

    右足の蹴り股関節の捻りについてなのですがセットポジションから
    足上げるときに両足の股関節を
    内旋させてから外旋させた方が
    股関節の可動域と大きなストライドを取れると思うのですがどうでしょっか?

  • #2

    Sept Conditioning Lab. (日曜日, 31 3月 2019 16:50)

    タカさん
    コメントありがとうございます。
    その通りです、右股関節を内旋→外旋の方が、ストレッチ-ショートニングを利用し筋発揮も大きくなりますから、より骨盤を軸回転させるパワーが生まれます。
    左股関節に関しては、回旋によるパワーを生み出す機会はないので、そこまで意識する必要はないかと思われます。

  • #3

    タカ (火曜日, 02 4月 2019 18:11)

    セットポジションから
    軸足の内旋から外旋をしていき
    その後
    どのタイミングで
    トリプルエクステンションによる
    素早い体重移動は行いますか?

  • #4

    Sept Conditioning Lab. (火曜日, 02 4月 2019 20:05)

    各関節の‘伸展’する力は、左足が着く直前です。
    上の大谷選手の画像で言うと、左爪先が左下腿の左側に現れるタイミングです。
    この時、股関節は外旋と伸展が同時に発生しています。

  • #5

    Sept Conditioning Lab. (火曜日, 02 4月 2019 20:08)

    ‘右’股関節は、外旋と伸展が…
    でした。失礼しました。

  • #6

    未経験親のお願い (火曜日, 09 4月 2019 12:36)

    子どもが野球をしたいと言ったので、子供のころキャッチボールしかしたことのない私は、ネットで調べ始めました。けがをさせたくない、との思いから、ただ速い球を投げるためのサイトではなく、人間の体を意識した負担のない投げ方ということでこちらのサイトにたどり着きました。
    よいサイトを見つけたと喜んでいますが、「むずかしすぎる」というのが野球未経験の親の正直な感想です。
    もし可能であれば、一連の流れを(要所での分割ではなく)、正面(打者側)から、後ろから、真横(3塁、1塁側)から、真上から、をフィギュアのスロー動画で作っていただけませんでしょうか?
    現在真横(3塁側から見た)のフィニッシュの直前までの動画がありますが、ぜひフィニッシュも入れて作って頂ければたすかります。

  • #7

    Sept. Conditioning Lab. (火曜日, 09 4月 2019 14:08)

    未経験者親のお願い さん
    貴重なご意見ありがとうございます。
    拙い文章で申し訳ありません。
    視覚的に表現出来るのが一番なのですが、3次元動画を作成するのはコストが掛かりまして実現出来ていないのが現状です。
    良いものにしたい想いはありますので、もうしばらくお待ち頂きますようお願いします。

  • #8

    未経験者親 (火曜日, 09 4月 2019 19:33)

    ご検討ありがとうございます。
    野球経験者であれば、説明文に「おおそうなのか」とガテンすると思います。
    何分未経験者で「こういうことなのかな」と想像に頼る場面がいくつかありましたもので、実際の動きで確認できたら、と思って意見を述べさせてもらいました。
    そうですか、コストが発生するのですね。それでは無理は言えません。
    フィギュアを動かすソフトを先生がお持ちで、しかも横から見た投球フォームがすでにファイルとして保存されている、と勝手に思い込んでしまいました。
    ただ単に、動きを見る方向をソフトに指示すれば、あとはソフトがやってくれるので、それを張り付ければOK、と単純に考えてしまったのです。
    ご多忙と思いますし、時間もコストも貴重です。
    こういうサイトにたどりつけただけでも収穫でした。
    ご返信、ありがとうございました。

  • #9

    手羽先 (火曜日, 23 4月 2019 19:16)

    お世話になります。
    偶然に、検索で 鈴木様の詳細で興味深いブログを拝見致しました。
    投球動作について、物理的な調査を行っています。
    お世話になっているクリニックの院長先生にも、意見と問い合わせをした所です。

    ボールに与えられる力の説明で「全身にかかる重力」とは、体重の事ですか?
    その他幾つかお伺いしたいのですが、メールをお送りしても宜しいでしょうか?

  • #10

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (火曜日, 23 4月 2019 22:40)

    手羽先 さん
    コメントありがとうございます。

    厳密に言えば、質量と重力加速度ですが、体重と考えて頂いても大丈夫です。

    沢山の意見をお聞きしたいので、連絡お待ちしております。

  • #11

    ヒロ (水曜日, 08 5月 2019 18:33)

    投げる時
    プレートを蹴りなさいと
    よく聞くのですが
    実際は
    プレートは軸足で
    押すのが正しいですか?
    それとどうしたら
    軸足の押し込み(蹴り込み)を
    強く出来ますか?
    出来れば練習方法も
    知りたいです
    すみませんがよろしくお願いします

  • #12

    Sept Conditioning Lab. (木曜日, 09 5月 2019 10:46)

    ヒロさん

    コメントありがとうございます。
    プレートを‘蹴る’事も間違いではありません。
    個人個人でイメージの仕方も違うので言葉だけでは難しい事もあります。

    ただ、股関節を‘捻る’意識と膝を伸ばすタイミングについての考え方は必要です。

    股関節の回旋や外転、伸展のトレーニングが良いと思われますが、
    フォームを確認してからではないと、具体的にアドバイスする事は難しいです。

  • #13

    ヒロ (水曜日, 05 6月 2019 18:51)

    わかりました
    ありがとうございます
    それと少し聞きたい事ありまして
    セットポジションから足を上げて
    外旋しながら右足を押し込むと
    膝が2塁方向に向くのですが
    これは問題ありませんか?

  • #14

    Sept. Conditioning Lab. (土曜日, 08 6月 2019 18:20)

    ヒロ さん

    大谷選手とヒックス選手の投球を確認して頂きたいのですが,
    股関節の回旋は,骨盤の回転として現れます.
    このため,右膝は左足着地直前まで3塁側を向いているのが正しい状態です.

    セットポジションから左足を挙げる

    右股関節の内旋=骨盤が右回転

    股関節の外旋+外転=骨盤が左回転+ホームベース方向へ移動

    左足着地直前に股関節の外旋+外転+伸展

    運動学のCKCに類する運動ですので,接地していない骨盤や上半身が’動く’状態になります.

  • #15

    トシ (金曜日, 23 8月 2019 23:27)

    初めまして
    腕の振りについて聞きたいのですが
    投げる時上半身は脱力して
    下半身の体重移動と股関節の回転で
    腕は勝手に振れてオーバースローで投げれるのですが
    もっと速いボールを投げるには
    腕に力(速く振る)を入れた方が
    良いのですか?
    それとも腕の意識は
    しなくても大丈夫ですか?


    すみませんがよろしくお願いします

  • #16

    Sept. Conditioning Lab. (土曜日, 24 8月 2019 10:12)

    トシさん

    コメントありがとうございます.

    球速の大部分は,下肢から股関節,体幹での‘力’で決定されますが,
    腕の力でも球速を上げる事が出来ますので,球速を求める場合は腕の力も意識します.

    詳しく書きますと,
    投球速度における各関節の貢献度を調べた研究では,
    上部体幹の捻る速度と肘関節を伸ばす速度が投球スピードとの関わりが大きいと示したものもあります.
    但しこの研究では,肘が伸びる運動は身体を捻る動きから生まれた物で肘を伸ばす‘力’を入れた物ではないと推察されていますので,【上部体幹を捻る意識】がまず必要と考えます.

    あと,腕の力では,肩関節を内側に捻る力と肘と手首の動きですが,
    肩を捻る動きを強調すると故障のリスクも上昇するため,
    積極的には勧められず,必要であれば球数を制限しなくではならないでしょう.

    球速関与で言うと,この章の’肘から先の返し’を意識してもらうと良いでしょう.
    あとは,指で弾く動作,‘弾く’イメージは難しいですが,
    親指と,人指し指・中指でつぶして弾く形になります.

    文章化だけでは伝わりにくいところもあるかと思いますので,
    時間を造ってまたアップデート致します.
    不明な部分はまたご質問ください.

  • #17

    トシ (土曜日, 24 8月 2019 19:06)

    上部の体幹を捻るとは
    胸骨(胸)の事ですか?

    それと良く腰を回せと聞くのですが
    腹直筋と外腹直筋で
    捻る用にした方が良いのですか?
    今はまったく捻るイメージでは
    ないのですが?

  • #18

    Sept Conditioning Lab. (日曜日, 25 8月 2019 21:52)

    トシ さん

    そうですね、胸の向きで判断も出来ますが、
    正確には‘胸椎での回旋’になります。

    腰の捻りも必要です。
    腰の捻りは脚から生まれます。
    ・軸脚の外転、外旋
    ・ステップ脚の踏ん張りによって、骨盤の並進運動を回転する力に変える
    →この腰の回転が脊椎を通して、胸椎の回転へと伝達されます。

    内外腹斜筋の働きはこの回転を助ける形になります。

  • #19

    山本 (土曜日, 05 10月 2019 19:07)

    初めまして
    質問なのですが
    大谷翔平選手や
    ヒックス選手のフォームを見てると
    左足がつく直前に軸足の股関節が
    内旋されてる用に見えるのですが
    (特に大谷選手が)これは
    外旋と伸展によって内旋されてるように見えるのですか?
    それとも実際内旋してるのですか?
    よろしくお願いします

  • #20

    Sept Conditioning Lab. (日曜日, 06 10月 2019 08:56)

    山本 さん

    コメントありがとうございます。
    左足が着地するわずか手前から、実際内旋しています。

    股関節伸展のパワーを前方方向へ是正する働きもありますが、股関節の可動域の影響で、一連の動きによる受動的な動きでもあります。
    なので、内旋によるパワーはあまり影響しない物だと考えています。

  • #21

    ひろき (木曜日, 05 3月 2020 07:53)

    お世話になります
    少し前にコーチに
    体重移動して
    前足を着いた瞬間に軸足を
    (軸足の膝)鋭く速く回して投げなさいと教えて貰ったのですが
    これは正しいのですか?
    試しにやっては見ましたが
    感覚的には腕が勝手に着いてきて
    ボールのスピードも
    下がってないです
    すみませんがよろしくお願いします

  • #22

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (木曜日, 05 3月 2020 10:59)

    ひろき さん

    コメントありがとうございます.
    >前足を着いた瞬間に軸足を(軸足の膝)鋭く速く回して投げなさい.

    ですが,
    バイオメカニクスから考えると前のステップ脚が着くタイミングでは,軸脚を回す事が球速に寄与出来る事はほとんどありません.
    地面から離れた時点で軸脚からパワーを生む事は出来ないからです.MLBで球速の大きい投手の中にも軸足が地面から離れてステップする選手がいます.ステップ脚が着地する時点で軸脚の仕事は完了しているという事です.

    ここからは各個人のイメージも含みますが,
    『軸足の膝を回す』意識が,
    ・軸足側の骨盤を前方に回転させている
    ・ステップ脚と軸足の膝が近づき『ステップ脚の安定』と『ステップ側股関節内旋』に伴う骨盤の水平方向への回転が促進されている

    事が考えられますので,上記の指導は選手個人のイメージと合えば問題ないかと思われます.

    ただし,軸足の膝を内側に回すイメージが強過ぎると,膝の関節で【大腿骨】に対して【脛骨】の外旋可動域が大きく(膝関節が緩く)なり膝の故障につながる可能性があります.
    プロのスカウトが来た選手で,軸足側の膝の故障で選手生命を断念した方もいますので注意は必要と考えます.

  • #23

    トシ (木曜日, 07 5月 2020 15:40)

    初めまして、質問なのですが、プロ野球のオリックス山岡投手や千賀投手は伝わりにくかもしれませんが、投球動作で くの字 に足をしていると思いますが、あれは良い動作なのですか?
    千賀投手は昨年最速161キロを計測しましたが、今まで公式で160キロを計測した日本人投手はほぼみんな身長190cm以上で、この中からしては千賀投手は187cmと小さいかもしれませんが、それでもかなり高身長です。アニメメジャーの主人公茂野吾郎は身長180cmで最速102マイル=約164km/hを記録していますがそのようなことは物理的に可能なのでしょうか?長々とすみません。

  • #24

    Sept. Conditioning Lab.鈴木 (木曜日, 07 5月 2020 16:57)

    トシ さん

    コメントありがとうございます.
    山岡投手と千賀投手のお話について,ステップする脚の動作の事で間違いないでしょうか?
    ステップする脚が『くの字』になるのは,股関節を大きく内旋している状態です.
    この動きが球速に関与する力は少ないと考えますが,ロスをする訳では無いのでその動作が『悪い』訳ではないです.
    但し,股関節は内旋と屈曲が強制されると痛みが生じる可能性もあるので,ステップする脚の股関節に何らかの症状がある場合は注意すべきです.

    次に球速のお話ですが,伸長が高い方が球速について有利な事は間違いありません.
    コラムにあるジョーダン・ヒックス選手は188cmで169㎞/hを記録しています.
    腕の長さの影響もあるので,そのような身体的特徴も加味して考えると180cmの人が164㎞/hを出すのは不可能ではないと思われます.

  • #25

    トシ (木曜日, 07 5月 2020 20:48)

    ♯24 分かりました!ありがとうございます。夢が持てますね。もう二つ質問したいのですが、一つ目に<ワインドアップ>というものは意味があるのですか?二つ目にこれは路線が変わってくるかもしれませんが、フォーク、スプリットなどは手や体に負担がかかりやすいとよく聞きますが、他に体の負担になる球種はあるのですか?

  • #26

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (木曜日, 07 5月 2020 22:38)

    トシ さん
    着眼点が素晴らしいですね。
    〈ワインドアップ〉する方が良い点は【コッキング期のバランス向上】があります。
    動作中に視界の流れがある方がバランスを取りやすいので投球の準備段階としてはメリットがあると考えます。
    セットアップでもバランスと軸脚股関節の内旋が行えるのであればワインドアップ決して必要ではないかもしれません。
    〈フォーク、スプリット〉についてですが、調べた範囲では、肩や肘の故障が増える事は無さそうです。(これを検証する事自体がかなり難しそうですが)
    最近の研究では、ストレートとカーブでは肘から手首にかけての筋肉の使い方はほとんど変わらない事が示されていますのでしっかりした投げ方をしていれば変化球が問題にはならないと思います。
    付け加えるとメジャーリーグの投手では、球速に関係なくストレートを多投する方が肘の故障リスクになるという報告もありました。

  • #27

    初球から行きます (金曜日, 08 5月 2020 19:54)

    自分は左投げなのですが、よく<クロスファイヤー>がきいているなどと言いますが、クロスファイヤーは、ストライクゾーンへ斜めに投げ込み打ちにくくなることだと思うのですが、角度が斜めの分直線距離が長くなり逆にスピードが遅く感じたりとデメリットはありますか?もう一つ、自分は制球が得意でないのですが、外角や内角はどこを特に調整すれば良いのですが。長々とわかりにくい文章ですみません。

  • #28

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (日曜日, 10 5月 2020 14:14)

    初球から行きます さん
    コメントありがとうございます.

    【クロスファイア】についてですが,プレートの外側にセットして内角をえぐるよう投球したとすると,リリースポイントからホームベースをかすめるまでの距離の差は3センチ程です.大きく見積もっても5㎝以内だと考えられますので特にデメリットとまでは言えないと思います.
    シュート回転系のボールを扱えるのであれば内角を大きくえぐるフロントドアとなりますので有効だと考えます.

    【制球】については個人差があるため大変難しいです.
    コッキングで軸脚が安定しない事やステップ脚の距離が一定でない事などから,もちろん体幹や腕,手指の使い方でも変わります.
    個人のフォームや意識から問題点を修正する事になります.

  • #29

    トシ (木曜日, 28 5月 2020 15:24)

    先日コメントを書いたものです。この記事を読み、コロナの自粛期間で中々練習ができる機会がなくいつもガレージでこの記事を見ながらテニスボールを投げてフォーム確認を行っていました。久しぶりに普通の野球ボールでキャッチボールを行うと以前よりも逆にノビのない遅い球でコントロールも定まりませんでした。この記事を見てフォーム修正を行ったり、他の記事等も見て野球において重要な筋肉を筋トレしたり、しっかり運動は行ってきました。何故うまくいかなかったのでしょうか?フォームの意識しすぎや急なフォーム変更、コントロール等の意識しすぎで筋肉を使い切れていない、ボールで出る位置が違う、実際のボールを使っていなく感覚がずれているなどと理由はあると思いますか?自分のせいだとはわかっていますが何が悪かったのかわからなくモヤモヤしています。長々とすみません。

  • #30

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (金曜日, 29 5月 2020 17:46)

    トシ さん

    ここで追究するのは難しいですが,
    ①【運動学習の過程】による一時的なパフォーマンスの低下
    ②【イメージと実際の運動の誤差(文章的なフォームの捉え方と動きの差)】
    が原因かと思われます.

    ①の場合,運動を無意識に行える段階まで反復して学習する事でパフォーマンスが向上しますが,その段階に昇華するまでは,各部位を協調的に運動しないためパフォーマンスは低下します.
    ②の場合は自身のイメージと実際の運動に『ズレ』があるという事になります.
    「自身ではフォームが修正されている」と感覚的に捉えていても,詳細を見直すと「タイミングや各関節の角度がメカニクスとしてベストな状態ではない」と言う事です.
    イメージを修正できない限り,パフォーマンスの向上は難しいどころかケガの元にもなります.

    ①は反復する事で改善されます.
    ②の問題であれば実際のフォームを確認出来ない限りはコメントが難しいです.
    短時間で結果を求める場合はオンラインでのフォームチェックをご利用ください.

  • #31

    おっ (金曜日, 03 7月 2020 17:49)

    二段モーションは球速やコントロールの向上につながるのですか?また体型や柔軟性の違いで理想のフォームが違うことはありますか?例えば体格が痩せ形と肥満型では脚の理想の位置が違うなど。
    もう一つ、他の記事で見たのですけど、体重が重い方が有利なのですよね?

  • #32

    Sept Conditioning Lab. 鈴木 (月曜日, 06 7月 2020 16:34)

    おっ さん 

    コメントありがとうございます。
    2段モーションについては私見ですが、球速やコントロールに直接影響する訳ではないと考えます。
    個々での投げやすさなどフィーリングや打者との駆け引きの要素が大きいかと思います。

    体型や柔軟性についてですが、基本的には理想と考えられるフォームは同じです。
    ただし、柔軟性が低下していると肩や肘、腰や膝に障害が発生する事があるため適切な柔軟性は必要です。

    最後に体重についてですが、原則は体重のある方が球速は大きく出来るでしょう。
    しかし、その重量分を速く動かす筋パワーも必要になります。さらに各関節にかかるストレスも大きくなるので投球障害に繋がるリスクも大きくなります。ですので必ずしも有利かと言うと難しい問題でもあります。
    股関節や体幹部の筋が充実している事に加えて上肢の質量をあまり大きくしないことが重要と考えています。


石川県金沢市香林坊1-2-40

 石川県教育会館1階 (香林坊大和 隣)

 

9:00~(予約制)

駐車場:1台 

不定休

 

Phone : 076-214-8475

090-9024-9858

*施術中は電話対応ができないことがあります.メッセージを残していただくか【お問い合わせフォーム】↑をご利用ください.

また当店の【公式LINE】↓のご利用が便利です.

友だち追加

Mail :septkiraku@gmail.com

メディア紹介


鍼灸院の口コミサイト「しんきゅうコンパス」

↓ コラム ↓


無回転シュートの蹴り方 説明されない【足首】と【身体の傾き】

ブレ玉の蹴り方

・足首に力を入れる⇐かなり強く

・体幹の傾きを維持

他にも

  • 中心を(ボールの芯)を蹴る
  • まっすぐ押し出す

など他の蹴り方の説明でもありますが,自分で試した所それだけでは蹴れないという実体験も踏まえて考察した結果,

ブレ玉を蹴るには,【足首】と【体幹の傾き】この二つの意識が重要なようです.

 

あと前提としてインステップに近い部分で振り向く無回転の蹴り方です.

インサイドに近い振り方の場合は少し変わります.

詳しく解説していきましょう.

ブレ玉解説

ブレる理由

続きを読む 0 コメント

美容鍼に合わせて行いたい日常の注意点

美容鍼をご利用の方にはなるべくお伝えしてるのですが,伝えきれてない事もあるかも知れないのでここでまとめてみます.

 

日常生活の中での少しの習慣を見直す事で美容面や体調面に変化がありますので是非試してみてください.

美容鍼 健康

身体は食べ物から出来ている!

まず大事なのは,食べ物です!

身体は食べ物からできているので

  • どれくらいの量か?
  • 何を食べたか?
  • 何を飲んだか?

によって,体調や美容に大きく影響します.

 

体重の管理,ダイエットだと考えやすいですね.

『食べれば太るし食べなければ痩せる』

遺伝的体質によって個人差はありますが,基本的にはこの原則です.

 

【何を】というのももちろん大事です.

栄養素はおおよそ,炭水化物・タンパク質・脂質で大別されます.

それぞれの割合がどうなっているかでも身体への影響は変わります.

 

炭水化物ばかりだと血糖値が上昇しやすく,高血糖の環境に慣れてしまうと血糖のコントロールが難しくなり糖尿病を引き起こしかねません.

 

タンパク質が不足すると筋肉が分解されてしまうため,同じ体重でもしまりのない緩んだ身体になってしまいます.病的に不足すると浮腫みなども引き起こす可能性があります.

 

脂質はg当たりのカロリーが最も大きいので,脂質を多く含んだ食事を続けると太ると言われます.

ただし,重要な細胞膜を構成するのは脂質であるため,脂質がないと組織が健全に保てない可能性もありますので脂質も大事な栄養素です.

最近はω-3脂肪酸としてアマニ油やエゴマ油,魚油などが注目されていますね.同じ脂質でも内容によってまた違います.

 

 

エゴマ油

美容という意味合いで考えれば,それぞれの栄養素をバランス良く が大事ですが,現状の平均的な食事から考えると,炭水化物を少なめにタンパク質を意識して摂りましょう.

エゴマ油もあると一番ですが,まだ良質のエゴマ油は手に入りにくい状態ですので,魚類を意識して摂るようにしましょう.

ビタミンや他のミネラルも大事ですので,サラダや海藻類も忘れないように.

 

もちろん個人の健康状態によって違いますので注意が必要ですが,食事の注意を続ければお肌のハリやうるおいが変わってきますよ!

美容鍼で皮膚表面の血流が良くなって潤ったお肌も続きやすいです.

 

 

 次は水分についてですね.

よく『2ℓを目安に水分を摂る』と言いますが,まさにその通りです.

 

夏場は暑かったり,脱水や熱中症のニュースも多いため水分摂取は進みますが,寒くなってくるとどうしても水分の摂取は減ります.

この時期は暖房などで乾燥もしますから,水分摂取が減っているのにあいまって肌のうるおいが失われがちです.

肌のうるおいがなくなると,皮膚のバリア機能も下がるためニキビなど吹き出物も出やすくなります.

また,脱水状態になると身体が水分を蓄えようとして浮腫みやすくもなるので,肌のうるおいのためだけでなく水分を摂る事が大事です.

 

さらに水分が少なくトイレに行く回数が減ると身体の老廃物がたまり思わぬ体調不良を引き起こします.

実際に経験した話だと,尿酸値が上がり痛風になりかけた,とか胆石が発見された,などがあります.

 

水分摂取は習慣としないとなかなか難しいので,例えばですが,

  • 食事の際に必ずコップ1杯水を飲む
  • 午前中と午後にコップ1杯飲む
  • お風呂と寝る前に1杯飲む

など決まりごとにしておくと一定量の水分摂取が期待出来ます.とてもおすすめの習慣です.

便秘も解消される事が多いですよ.

 

続きを読む 0 コメント

球速・飛距離アップ!野球,ゴルフなど決められた場所でパワーを生み出す方法

野球 ゴルフ バッティング ピッチング 投球

バッティング,ピッチング,ゴルフスイングの原則

ゴルフスイングは基本的に両脚が動かない状態で行います.

野球のバッティングもボックス内で,スイング中は一歩踏み出すだけの決められた範囲です.

ピッチングも同様にプレートに足を付けた状態から,一歩踏み出すフォームです.

 

この決められた範囲で出来るだけ大きいパワーを生み出す必要があります.

そのパワーを生み出す方法について解説します.

 

野球やゴルフで悩んでいる人は↓も是非

【投球全体の詳しい解説】⇒理想の投球フォームとは

【バッティングについての解説】⇒バッティングフォームの科学

【ゴルフスイングについて】⇒スコアアップのためのスイングバッティングとゴルフスイングの違い~スライスに悩む人へ~

投球・【投げる】から球速を生むパワーの源を考える

それでは本題に.

いかにパワーを生み出すかについて【投球】を例にします.

野球と比べた時,同じ動作でもある程度自由に動ける【クリケット】での投球を観ます.

続きを読む 2 コメント

よく分かるゴルフスイング~85切るまでならコレでいける~

スコアアップのために必要なスイング

スコアアップを目指すゴルファー向けのコラムです

 

技術的な要素は80後半までが目安

 

前半はゴルフ初心者のため、

80台を目指すゴルファーへ、前半部分もスイングの見直しにおすすめです!

 

飛距離を伸ばすためのパワーの作り方は↓を読んでください.

飛距離を1ヤードでも向上させる下半身の使い方

 

ゴルフクラブについて

 

まずはゴルフクラブ

基本的にクラブは新しい物がいいですが,

ゴルフを始める人にとって新品のクラブで始める方は少ないでしょう.

選べるのであればより新しい物で,

ドライバーなど【メタル】は大きめのヘッド,シャフトは人によりけりですが固すぎず柔らか過ぎなければ大丈夫です.

反対に柔らかいものや固いもので特性を理解して振るようにすればゴルフは早く上達します.

 

アイアンはキャビティタイプが良いです.

スイートスポットが広めでショットが打ちやすく、ミスが出にくいのでモチベーションの維持にも良いですね!

ゴルフアイアン

キャビティタイプ

クラブの後ろが凹んでいる

ミスショットが出にくい

マッスルバックタイプ

クラブが平ら

操作性は良いがミスショットしやすい


キャビティはヘッドが大きく当たって飛ぶスイートスポット(芯)が広いので,スイングが安定しない初級者でも打ちやすいのがポイントです.


マッスルバックはヘッドが小さのでスポットは小さいですが,操作性が良いためボールの方向性やボールの曲がる量をコントロールしたいゴルファーなど上級者に向くと言えます.


以前プロはほとんどマッスルバックでしたが,キャビティとマッスルバックの中間のハーフキャビティを使う選手も多くなりました.

個人的にはマッスルバックの見た目が好きです!

 

ゴルフスイングについて

続きを読む 0 コメント

神経リリース 〜新しい身体へのアプローチ〜肩こり・腰痛などに

神経リリース 概説

末梢神経 腰痛 肩こり

神経リリースとは?


【骨格調整】と【神経フロッシング】,【ストレッチ】をメインとした神経に対するアプロー
神経の圧迫や伸長ストレスから解放する事が目的

神経リリースの適応は?


続きを読む 0 コメント

お肌のシワの原因は?毎日3分で出来るシワ予防

顔のシワは美容とって大きな課題です.

ではシワが出来てしまう原因はなぜでしょうか?

 

シワと言っても原因はいくつかあります.

多くは加齢とともに肌のハリが失われ,たるむ事によってシワになる事です.

この場合,こまめに肌に栄養や刺激を与えてあげる事で少しでも肌のハリを維持する事が重要です.

次は浮腫みですね,浮腫みがひどくてもたるみと同様のシワが出来てしまいます.

浮腫みの対処方法については,こちら⇒【顔の浮腫みに効くフェイシャルマッサージ】を参考にしてください.お顔がすっきりしますよ!

 

そして忘れがちですが,一番若い時からも起こりやすいのが,筋肉が縮んでしまう事で起きるシワです.

これは私が一番予防してもらいたいシワの原因になります.

加齢も影響しますが,若年からシワになるため早めの対処が大事なのです.

 

では筋肉が縮む事が原因のシワとはどういう事でしょう?

表情筋 顔 美容 筋肉

顔の筋肉のイラストです.

筋肉が原因で起こるシワの多くは,

  • おでこ
  • 目の周り
  • 口の周り

です.

おでこから注目していきましょう.

おでこの筋肉は縦に走っていますね.

その筋肉が縮んだとすると上下から皮膚が寄せられるようになります.

これがおでこの横シワになります.

 

目の周りはどうでしょうか?

目の周りには.円の形をした筋肉があります.

これが縮む事で,皮膚が目の中心に寄るようになり,余った部分が目じりや目頭のシワになります.

さらに皮膚がたわんで部分は目の下のシワとなります.

 

口周りは多数の筋肉が付いていますね.

頬骨から口元の筋肉が縮むと嫌な【ほうれい線】となってしまいます.

アゴの真ん中の筋肉が縮むとゴルゴ線なんかにもなったりします.

ボトックス ボツリヌス

筋肉が縮んだ事が原因の『シワ』に対すしてよく知られる対処法は,

筋肉を緩めさせる注射ですね,ボツリヌスを打つ事で筋肉を緩めてシワを取るという手段です.

ただしボツリヌスの効果は約3ヶ月程度,効果が切れるとまた固くなってシワになったり,

筋肉が働かなくなる事で表情が不自然になったりしてしまいます.

 

筋肉が固くなってしまう原因として,顔の筋肉は積極的にストレッチが出来ないからです.

身体の筋肉はストレッチをすれば少しでも柔らかくなるイメージがありますよね,

顔はそのように出来ません.

厳密に言えば,『眼瞼拳筋』というまぶたを挙げる筋肉を使う事で,目の周りの筋肉をストレッチは出来ますが,

とても難しく要領を得るのが大変です.

続きを読む 0 コメント

顔の浮腫みに効くフェイシャルマッサージ

美容鍼 マッサージ 小顔 フェイシャル

朝起きて,『目が腫れぼったい』とか『顔が浮腫んでパンパン』という経験ありますよね...

大きめのスプーンを当てたりする対処方法は知られています.

 

今回その浮腫みをとる効果を最大限にする3分で済むマッサージを紹介します.

浮腫んでいるとは?

’浮腫んでいる’とはどういう事かというと,身体の水分が皮下の組織に溜まっている状態です.

 

ある程度の水分は必要なのですが,必要以上になると浮腫みとして現れます.

通常水分は血管から組織側に移動します.

そして組織で余分な水分は【リンパ管】へ移動し,最終的にまた血管へと戻るようになっています.

 

何らかの理由で,組織の水分が多くなると浮腫みとなります.

この原因は,

  • 血管からの水分移動が多くなる
  • リンパ管への水分の移動が少なくなる

事です.

 

予防法は様々ですが,すぐ出来る対処法としては,

組織に溜まっている水分をリンパ管側に押し流してあげる事が一番です.

そのために,まずはリンパ管の機能を改善させてあげるとさらに効果的です.

 

血液は,心臓の拍動による圧力で血管中を流れるようになっていますが,

リンパには,水分を押し流す力はほとんどありません.

これが浮腫みなりやすい理由でもあります.

 

ただし,リンパ節にはモーターのような機能があり,リンパ管中の水分を押し流す働きがあります.

ですのでまずリンパ節の働きを活性化させない事には浮腫みは取れにくくなります.

リンパ管 フェイシャル 美容法

顔の図になりますが,緑色の線がリンパ管になります.

緑色で丸くなっているところがリンパ節です.

 

特に大事なのは目の近くにリンパ管ですね,そこに関係する目の下と耳周りのリンパ節を活性化すると目の腫れぼったい感じはだいぶすっきりします.

あごのリンパ節もフェイスラインが整うので押さえておきたい場所です.

続きを読む 0 コメント