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球速・飛距離アップ!野球,ゴルフなど決められた場所でパワーを生み出す方法

野球 ゴルフ バッティング ピッチング 投球

バッティング,ピッチング,ゴルフスイングの原則

ゴルフスイングは基本的に両脚が動かない状態で行います.

野球のバッティングもボックス内で,スイング中は一歩踏み出すだけの決められた範囲です.

ピッチングも同様にプレートに足を付けた状態から,一歩踏み出すフォームです.

 

この決められた範囲で出来るだけ大きいパワーを生み出す必要があります.

そのパワーを生み出す方法について解説します.

 

野球やゴルフで悩んでいる人は↓も是非

【投球全体の詳しい解説】⇒理想の投球フォームとは

【バッティングについての解説】⇒バッティングフォームの科学

【ゴルフスイングについて】⇒スコアアップのためのスイングバッティングとゴルフスイングの違い~スライスに悩む人へ~

投球・【投げる】から球速を生むパワーの源を考える

それでは本題に.

いかにパワーを生み出すかについて【投球】を例にします.

野球と比べた時,同じ動作でもある程度自由に動ける【クリケット】での投球を観ます.

助走を活かして,腕が伸びた状態で上から振り下ろすフォームになっているのが分かります.

助走の直線的な力をそのまま使うため水平面での回転ではなく,腕や身体の使い方は縦の運動がメインです.

 

この動きは陸上投擲競技の【やり投げ】も同様です.

では同じ投擲競技でも,砲丸投げはどうでしょう.

 

やり投げは助走が大きく認められますが,砲丸・円盤・ハンマー投げはサークルの中で投擲を完了する必要があります.

投擲する'物'によっても違いますので一括りではありませんが,やり投げは助走による直線的なパワーをそのまま使ったフォームになります.

砲丸投げなどの投擲は円運動でパワーを生み出しています.

 

カテゴリーレベルの違う動画ですが,同じ砲丸投げでも水平面での円運動がしっかりしている事が,技術的にもパフォーマンス的にも優れている事が分かります.

つまり場所やフォームが限られた状態で投球などのパワーを生み出す場合,

水平面での【回転】や【円運動】 が重要という事です.

球速や飛距離アップ!ピッチング,スイングに回転が必要なワケ

 

野球とクリケットの投球動作に戻ります.

野球はプレートに足を着いた状態から投球する必要があります.

クリケットは大きく助走を取って投球出来ます.

現在まで記録されている野球及びクリケットにおける球速は

  • 野球:169km/h
  • クリケット:161km/h

.が最速のようです.

  • 野球のボールは141~148g
  • クリケットは155~163g

ですので,それぞれのボールの重さの中央値を取って計算するとそれぞれの運動量は

  • 野球:24565g・km/h
  • クリケット:25599g・km/h

となります.

投球に置いては野球よりクリケットの方が大きな運動量を生み出している事になります.

 

確かに投球する事にスペースの制限が少ないので妥当かとは思われます.

 

しかし,その制限があってもなお,運動量の差は5%しかないという野球のピッチングにおける効率の良さが強調されます.

水平面での回転でパワーを生み出す事が理に適っていると説明出来ます.

 

この動きは【投球】だけでなく,バッティングやゴルフスイングでも同様と考えて良いでしょう.

 

球速・飛距離アップする回転パワーの作り方

ゴルフスイングやバッティングでも同様に水平方向での回転が大きく行われています.

この回転をどう作るかが問題です.

ピッチングとバッティング【床反力】を記録した物です↓

一連の動きの後半では,軸足の前方(投球ならキャッチャー,バッティングなら飛球方向)への反力はほとんど発生していません.

力の方向は身体の前面に向かっている事が分かります.

これは軸脚の股関節を,『開く』ように使って骨盤の回転を生み出していると言う事です.

股関節の外転・外旋・伸展の複合した運動です.

この動きで足が地面に固定されていれば,骨盤は水平方向へ回転しながら前方へ押し出される事になります.

 

限られたスペースで大きなパワーを生み出すには【股関節を三次元に使う】ことが最重要といえます.

 

さらにステップした側の床反力を見直すと,着地した時に矢印の長さが大きくなっている事が分かります.

これは軸脚で作られた水平方向での回転と骨盤の前方移動を,ステップ脚で増幅及び変換しているという事です.

投球でのイメージですが,ステップ脚で踏ん張るもしくはステップ側の骨盤を押し返す事で回転する力を増幅する事が出来ます.

この時にステップした側の膝が曲がったり,しっかり固定できずいわゆる『流れた』状態になると力が逃げてしまい,最大の力を発生する事が難しくなります.

ステップ脚のコントロールがとても大事で,ピッチングやスイングの力を生み出すキモと言えるでしょう.

 

【三次元に股関節を使う】には以下のトレーニングが参考になります.

ウェイトの増やしたり回転させる速度を大きくすることでよりスポーツに対するパフォーマンス向上につながるトレーニングが出来ます.

まとめ

  • ピッチング,バッティング,ゴルフスイングで球速や飛距離を向上させるパワーを求める場合,水平面での回転が重要
  • 回転を生むには軸脚股関節の外転・外旋・伸展をしっかり使う
  • さらにステップ脚をコントロールして回転するパワーを増幅させる

 

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コメント: 2
  • #1

    てーらー (日曜日, 08 3月 2020 14:14)

    はじめまして。いつも興味深く読ませていただいております。
    ピッチングは円運動とのことですが、例えば外野からのバックホームのように助走をつけて投げるときはやり投げのように縦の運動を意識した方がよいのでしょうか。
    外野手ですが遠投時に球速が出ず困っています。

  • #2

    Sept Conditioning Lab.鈴木 (月曜日, 09 3月 2020 12:26)

    てーらー さん
    コメントありがとうございます!

    助走をつけられる状況であれば縦方向のイメージが良いと思います.
    ボールの球速に,助走の速度を上乗せする事が出来ます.
    但し,タッチアップ時のような助走がごく短い場合は,ピッチングのように水平面での円運動を作り出す方が球速は大きくなると考えます.

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↓ コラム ↓


スポーツにおける『腰を落とせ』の危険性

漫画 『SLAM DUNK』 より
漫画 『SLAM DUNK』 より

スポーツ現場でよく『腰を落とせ』という言葉を耳にします.

この言葉の危険性について解説します.

 

まずここでは腰を落とす目的を,【重心を低くするため】として解説します.

もし他の理由が考えられるようでしたらコメントをお願い致します.

 

スポーツの場面で重心を低くするのは,クイックネスにとても有用で素早く動くためには必要な条件です.

しかし,【重心を低くする】ことを『腰を落とす』と表現するとクイックネスの向上を阻害したりケガを助長したりする恐れがあります.

 

『腰を落とす』と『重心を低くする』の違い

具体的に両者の違いを説明します.

違いというよりは,【重心を低くする】事に【腰を落とす】事も含まれます.

腰を落とすというと多くの場合,下の図のようになります.

一方でスポーツにおける基本姿勢の【アスレティックポジション】はおおよそ下の図です.

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本当に体が柔らかくなるストレッチ!ポイントは神経??

ストレッチしても全然体が柔らかくならない!

そんな人はいませんか?

それは実はポイントがちゃんと押さえていないストレッチをしているからなのです.

 

兎にも角にもまずやってみましょう!

本当に効果があるかどうか見るために,まず床から指が何cmまで前屈出来るかを測って⇓の動画の一番目のストレッチだけやって再び前屈してみてください.

どれくらい指先が床に近づくでしょうか!?

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

背中が曲がってしまったり,腰が斜めに向いたりすることが多いのでそこさえ注意すればかんたんに出来るストレッチかと思います.

そして一番大事なのはストレッチの効果ですね.

5cmくらいは柔らかくなった人が多いと思います.

なかには10cmくらい変わる人もいるはずです.

 

普段のストレッチでは柔らかくならないのに,なぜ効果があるのかを解説しましょう.

柔軟性 ストレッチ 柔らかい体

前屈の体の柔らかさ,【柔軟性】とは何で決まるのか?

前屈する場合の体が『固い』理由は,

  • 神経の長さ
  • 筋肉の長さ
  • 関節自体の固さ

におおよそ分類されます.

上の図の色の部分と照らし合わせるとわかりやすいと思います.

 

体の固さと言うとついつい『筋肉が短くなっている』とか『関節が固い』などと言ってしまいがちですが,必ずしもそうではありません.

女性の場合,関節は柔らかいですが前屈が出来ないという人も多いです.

つまり【関節そのものの固さ】と【前屈の柔軟性】は必ずしも一致しません.

 

近年『体が固い』という人のほとんどは神経の影響を受けていることが多いようです.

なのでまず神経の長さを調節することが体を柔らかくする必要な条件であると言えます.

 

上の動画の一番目のストレッチがそれに当たります.

【神経フロシング】という概念になりますが,神経の滑走性や長さを調整することで神経をより動きやすくしてあげることが出来ます.

前屈の柔軟性だけでなく【肩こり】などにも応用出来ます.

 

 

神経の長さを調節した上で筋肉のストレッチを行うので,筋肉のストレッチにも必然と効果が現れやすいのです.

 

ストレッチを継続すれば間違いなく前屈の柔軟性は向上しますので1日1回を目安にやってみましょう!

腰痛のある方にもオススメですよ.

 

また肩こりや首の症状でお困りの方はこちら⇓のコラムも参考にしてください.

 

肩こりや猫背に悩んでいる人に!その理由と対処法

 

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理学療法士と鍼灸師から観た【トリガーポイント】と【ツボ(経穴) 】

今回は【トリガーポイント】と【経穴(ツボ)】について解説してみます.

最初に書きますが,ある手術の操作中の研究では,筋膜に対する刺激はほとんど痛みを感じないと結論つけられています.

より深く痛みや体の構造から考察し直したため,今まで考えられてきたトリガーポイントの概念を覆す形になりますが,トリガーポイントの考え方に疑問や違和感を持っている人には読んでもらえればふに落ちる部分があるはずです.

トリガーポイントとは?

トリガーポイントの定義は,“筋硬結と関連がある,筋における非常に過敏なスポット”とされています.

この概念は1942年にJanet G. Travell医師によって考案されたそうです.

あくまでも概念でありイメージング研究でもトリガーポイントの存在は証明されていません.80年近く前の概念が,医学的な発展を迎えた今でもほぼ変わらずに存在し続ける事の影響力は非常に大きいと言えます.

トリガーポイントの一例を図示します.

1及び2の✘印を刺激すると対応する1,2の赤い領域に反応が現れる事を示しています.

 

経穴(ツボ)とは?

経穴は以下のように説明されています.

経穴 (けいけつ) とは、中医学、漢方医学、経絡学の概念で、身体表面の特定の部位に指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図れるとするものである。一般には「ツボ」とも呼ばれる。筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)におけるトリガーポイント(例えば腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致する。偽の刺激よりも真の経穴への刺激の方が効果は高い。” Wikipediaより

 

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無回転シュートの蹴り方〜説明されない【足首】と【身体の傾き】〜

ブレ玉の蹴り方

・足首に力を入れる⇐かなり強く

・体幹の傾きを維持

他にも

  • 中心を(ボールの芯)を蹴る
  • まっすぐ押し出す

など他の蹴り方の説明でもありますが,自分で試した所それだけでは蹴れないという実体験も踏まえて考察した結果,ブレ玉を蹴るには,【足首】と【体幹の傾き】この二つの意識が重要なようです.

 

あと前提としてインステップに近い部分で振り向く無回転の蹴り方です.

インサイドに近い振り方の場合は少し変わります.

詳しく解説していきましょう.

ブレ玉解説

ブレる理由

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美容鍼に合わせて行いたい日常の注意点

美容鍼をご利用の方にはなるべくお伝えしてるのですが,伝えきれてない事もあるかも知れないのでここでまとめてみます.

 

日常生活の中での少しの習慣を見直す事で美容面や体調面に変化がありますので是非試してみてください.

美容鍼 健康

食事が重要!身体は食べ物から出来ている!

まず大事なのは,食べ物です!

身体は食べ物からできているので

  • どれくらいの量か?
  • 何を食べたか?
  • 何を飲んだか?

によって,体調や美容に大きく影響します.

 

体重の管理,ダイエットだと考えやすいですね.

『食べれば太るし食べなければ痩せる』

遺伝的体質によって個人差はありますが,基本的にはこの原則です.

 

【何を】というのももちろん大事です.

栄養素はおおよそ,炭水化物・タンパク質・脂質で大別されます.

それぞれの割合がどうなっているかでも身体への影響は変わります.

 

炭水化物ばかりだと血糖値が上昇しやすく,高血糖の環境に慣れてしまうと血糖のコントロールが難しくなり糖尿病を引き起こしかねません.

 

タンパク質が不足すると筋肉が分解されてしまうため,同じ体重でもしまりのない緩んだ身体になってしまいます.病的に不足すると浮腫みなども引き起こす可能性があります.

 

脂質はg当たりのカロリーが最も大きいので,脂質を多く含んだ食事を続けると太ると言われます.

ただし,重要な細胞膜を構成するのは脂質であるため,脂質がないと組織が健全に保てない可能性もありますので脂質も大事な栄養素です.

最近はω-3脂肪酸としてアマニ油やエゴマ油,魚油などが注目されていますね.同じ脂質でも内容によってまた違います.

 

 

エゴマ油
健康面で有用とされるえごま油(無農薬栽培)

美容という意味合いで考えれば,それぞれの栄養素をバランス良く が大事ですが,現状の平均的な食事から考えると,炭水化物を少なめにタンパク質を意識して摂りましょう.

エゴマ油もあると一番ですが,まだ良質のエゴマ油は手に入りにくい状態ですので,魚類を意識して摂るようにしましょう.

ビタミンや他のミネラルも大事ですので,サラダや海藻類も忘れないように.

 

もちろん個人の健康状態によって違いますので注意が必要ですが,食事の注意を続ければお肌のハリやうるおいが変わってきますよ!

美容鍼で皮膚表面の血流が良くなって潤ったお肌も続きやすいです.

 

 

 次は水分についてですね.

よく『2ℓを目安に水分を摂る』と言いますが,まさにその通りです.

 

夏場は暑かったり,脱水や熱中症のニュースも多いため水分摂取は進みますが,寒くなってくるとどうしても水分の摂取は減ります.

この時期は暖房などで乾燥もしますから,水分摂取が減っているのにあいまって肌のうるおいが失われがちです.

肌のうるおいがなくなると,皮膚のバリア機能も下がるためニキビなど吹き出物も出やすくなります.

また,脱水状態になると身体が水分を蓄えようとして浮腫みやすくもなるので,肌のうるおいのためだけでなく水分を摂る事が大事です.

 

さらに水分が少なくトイレに行く回数が減ると身体の老廃物がたまり思わぬ体調不良を引き起こします.

実際に経験した話だと『尿酸値が上がり痛風になりかけた』とか『胆石が発見された』などがあります.

 

水分摂取は習慣としないとなかなか難しいので,例えばですが,

  • 食事の際に必ずコップ1杯水を飲む
  • 午前中と午後にコップ1杯飲む
  • お風呂と寝る前に1杯飲む

など決まりごとにしておくと一定量の水分摂取が期待出来ます.とてもおすすめの習慣です.

便秘も解消される事が多いですよ.

 

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球速・飛距離アップ!野球,ゴルフなど決められた場所でパワーを生み出す方法

野球 ゴルフ バッティング ピッチング 投球

バッティング,ピッチング,ゴルフスイングの原則

ゴルフスイングは基本的に両脚が動かない状態で行います.

野球のバッティングもボックス内で,スイング中は一歩踏み出すだけの決められた範囲です.

ピッチングも同様にプレートに足を付けた状態から,一歩踏み出すフォームです.

 

この決められた範囲で出来るだけ大きいパワーを生み出す必要があります.

そのパワーを生み出す方法について解説します.

 

野球やゴルフで悩んでいる人は↓も是非

【投球全体の詳しい解説】⇒理想の投球フォームとは

【バッティングについての解説】⇒バッティングフォームの科学

【ゴルフスイングについて】⇒スコアアップのためのスイングバッティングとゴルフスイングの違い~スライスに悩む人へ~

投球・【投げる】から球速を生むパワーの源を考える

それでは本題に.

いかにパワーを生み出すかについて【投球】を例にします.

野球と比べた時,同じ動作でもある程度自由に動ける【クリケット】での投球を観ます.

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バイオメカニクスから考えるゴルフスイング~最速,最短で85切るまでのスコアアップ~

スコアアップのために必要なゴルフスイングの科学

ゴルフ スイング タイガーウッズ

スコアアップを目指すゴルファー向けのコラムです. 

技術的な要素は80後半までが目安.

 

前半はゴルフ初心者のために,80台を目指すゴルファーにもスイングの見直しにおすすめです!

 

飛距離を伸ばすためのパワーの作り方は↓を読んでください.

飛距離を1ヤードでも向上させる下半身の使い方

 

野球経験者ででスライスに悩む方は↓が参考になります.

バットスイングとゴルフスイングの違い〜スライスの理由〜

 

 

最短最速の上達ために必要な意識

・グリップはストロングに!

・ダウンスイングからインパクト直前まで肩関節外旋を維持する!

・骨盤と上部体幹の捻転差を作る!

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