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ゴルフと野球の違いは●●● スイングの同じトコロと違うトコロ!

野球 スポーツ スイング フォーム メカニクス
スポーツ フォーム ゴルフ スイング

理学療法士・鍼灸師・JSPO公認アスレティックトレーナーの鈴木です.

 

今回のコラムは野球のバットスイングゴルフスイングを見比べてみます.

野球とゴルフでは似ているところと違うところがあり,それぞれの特徴を理解することでスイングを見直しやすくなります.

 

野球のスイングを見直したいという方や

ゴルフで思うような球が飛んで行かないと悩んでいる方もいます.

特に野球経験者でゴルフをされる方は,スイングのクセでスライスしてしまう方が多いのではないでしょうか?

 

ゴルフは巷で言われていることが多すぎて,何をしたらいいか分からないという人!

 

何故スライスしてしまうのかという点についても解説していきますので,

スコアアップにも繋がります!

 一読ください.

 

 

野球のスイングとゴルフのスイングの共通点は??


最初の動画は,メジャーリーグのプホル選手とプロゴルファーのベン・ホーガン選手のスイングです.

 

まず野球とゴルフのスイングの共通点から観ましょう.

 

スイングの始動からテイクバックが終了し,身体の軸の回転を行います.

このとき骨盤の回転からスタートします.

具体的には,右膝が前方に捻る前に,右股関節が回転を開始しています.

右股関節を外転・外旋することで骨盤の回転する力を生み出します.

 

この動きが膝から最初に動き出すと,‘重心を抜いた’ 動きになり

充分にパワーを生み出せません.

野球 スイング バッティング
右股関節が移動し始めてから右膝が始動する
ゴルフ スイング 
右股関節の動きを受けて右膝が動く

そしてインパクトまでの間にほとんど骨盤の回旋は終了し,

ベルトのバックルが前方,ボールの飛球線上を向いています.

 

頭部は骨盤の回旋が始まってからはほぼ一定の位置で固定されています.

そして,肘が右股関節に近い位置を通って運動していることが分かります.

 

このスイング,実はタイガー・ウッズ選手の若い時期のスイングもほぼ同様なのです.

タイガーウッズのゴルフスイング インパクト

タイガー・ウッズ選手のインパクト(左16歳,右24歳時)

野球でもゴルフでも下半身を使った,パワーを生み出す方略はほぼ同様であると考えられます.

 

つまり野球のスイングをそっくり変える必要はありません.

違う点さえ押さえれば,パワーを保って正確性を向上させることができます.

ゴルフと野球,スイングの違うトコロは??


それでは違う点はどのようなところでしょう??

 

使う道具が違うというのはもちろんです.

ゴルフクラブは軸からフェイスが出ているため,

面のコントロールが必要になります.

しかし,フェイス面のコントロールは正確性は違えど,

バットスイングでも同じような面を返す動きは行われています.

バットスイングでは‘ローリング’という動作になりますが,これにより打球の飛距離は変わると言われています.

ローリングについてはこちら

 

それ以外でスイングに影響を与える点は,インパクトの位置です.

 

ゴルフは一般的に長いクラブの方が,ボールの位置が飛球線上前方になります.

しかし,一番長いドライバーでもおおよそ骨盤の範囲内で収まっています.

ゴルフ ボール 位置

しかし,野球のバッティングではインパクトの位置は体幹・骨盤より前方になります.

 

このインパクトの位置の違いが,右腕と左腕の使い方を変える必要があるため,ゴルフでスライスする大きな原因となります.

 

プホル選手のインパクトの瞬間を見直してみましょう.

 

この角度から観ると左腕に対して右腕が下にあります.

左手の小指側から先行し,手首がまだ返っていない状態です.

 

野球ではインパクトの位置が身体より前方にあるため,このスイングで成立します.

 

しかしゴルフの場合,インパクトが手前になるため

この腕の位置関係だとフェイスが開いた状態になります.

 

ゴルフでいうと相対的に振り遅れた状態になります.

別の言い方をすると ‘手首が返っていない’ のです.

 

運動学では,左前腕の‘回外’という運動です.

 

野球ではインパクト時に手首が返らず,フォロー時に返る形になりますが,

ゴルフはインパクト時に返ることが必要になります.

 

これが,野球経験者に多いスライスの原因の一つです.

ウッズ選手のインパクトは,左手の甲側が先行している

もう一点はインパクト時の左爪先の向きです.

野球 スイング バッティング
左足が開いている
ゴルフ スイング 野球 違い
左足が閉じたまま

バッティングとゴルフの性質の違いもあり,

(野球:方向性<パワー,ゴルフ:パワー<方向性 のトレードオフ)

 

バッティングでは左爪先を開いて,さらに腰の回転を生み出す方略と

ゴルフでは左爪先を閉じたまま,正確性を求める方略にスイングの差があります.

 

ゴルフの場合左脚を壁にして,‘軸を作る’ と言われますが,

ベン・ホーガン選手を観る限り,膝を前に出し積極的に体重移動をしています.

 

その人それぞれに合ったスイングもありますので,

自分に合うスイングを色々試してみる事も必要です.


野球経験者がゴルフスイングで注意したい点

ゴルフのスライスに困っている人は,左手の甲の延長でボールを叩くイメージを持ってみましょう.

 

手元が先行すると,左手の小指側の延長でボールを叩く形になります.

これでは手首が返らずフェイスが開いたままのインパクトになってしまいボールに右回転がかかりスライスの球筋になります.

 

タイガー・ウッズ選手のインパクトでは,前方から観たときに腕の高さがほぼ一致しています.

また手の甲が,飛球線上を向いており手首が返っていることが分かります.

 

まずはこの点を意識してみましょう.

スイングを大きく変える必要もないのでスイングしやすいと思います.

 

 

野球でもゴルフでもスイング修正にはまず自分のスイングチェック!

見直せばスイングは変わる!


Sept. Conditioning Lab.では,スイングや球筋を確認したうえで,パフォーマンス向上のためのトレーニングやメカニクス指導を行っております.

 

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